ごん太の出会い

「潮」の香り魚

平成16年8月20日(金)

ご主人さまが海に潜っていたときに、「和歌山県に行けば、イルカと遊べる場所があり、イルカと遊ぶと、とてもすばらしいので一度は行ってごらん」と友人から聞いていたのです。 それで、イルカ君に会いに行くことになりました。
 でも、ごん太君は泳げないし、「犬かき」ですら、出来ないし、ごん太君はとても心配なのですが・・・ それに、はだか犬のごん太君には海水はお肌に良くないし、もし飲んでしまうと身体に悪いし・・・
 その上、海水の匂いが強烈なのでイルカ君の香りを嗅ぐことが出来ないし・・・
 「ご主人さま、イルカ君に合いに行くのは、この次の機会にしましょうよ」としっぽを振って合図をしているのに、ご主人様は「そんなに喜ぶな!いま連れて行くから」なんて言いながら、ごん太君を小脇に抱えて階段を下りて海の方へ行くのです。喜んでいるのはご主人様だけです・・・
 生まれて初めて、イルカ君に会いました。水槽のむこうでとても涼やかな声で歓迎してくれました。何度も何度も大きく泳ぎ回りながらごん太君の所に来てくれました。ごん太君はなんだかイルカ君の声で気持ちが良くなってきました。すると、イルカ君はごん太君のほっぺに「チュッ」!
 ごん太君は、すっかり、イルカ君と友達になってしまいました。
 ご主人様は、お昼だから今度はくじら君に会いに行こうといいながら、車に乗って「くじら博物館」に来ました。早々、前の食堂にいって「お品書き」に、くじら料理を捜しています。
 まったく、向学心のない、食いしん坊のご主人様です。



「こんにちは イルカ君」


「ほっぺにチュッ!」

「でっかい くじら君」

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