ごん太の出会い
霧島神宮「田の神舞」の香り神
平成17年 6月10日(金)
それは、白いテントの中から、やって来ました。
右手に鈴、左手に大きな飯シャモを持って、すえがさをかぶり、麻の服で背に、わらの背負子(?)をつけている。
そのお面は、色が黒くて大きな眼で、約三百年も年をとらないそのお顔。
鹿児島弁でこれから始まるお田植えの口上を独特の言い回しで、述べて四方に舞うのです。
鹿児島弁はわからないのですが、その声は、あたたかくて、良く通る素適な声でした。
ごん太君は、そんな田の神さまに親しみを感じ、すぐに、お友達になれそうな、いや、お友達になりたい気持ちでいっぱいになりました。
ご主人さまは、足首を蚋に刺されているのにも、気付かず、夢中になって、田の神舞を見ています。
ごん太君は、あとで足をかゆがるご主人さまを、思い、ちょっぴり、心配をしてあげました。
田の神舞の直前