ごん太の旅日記
「金子みすず」記念館にて
平成17年 5月 4日(水)
ごん太君のご主人さまが今まで受けてきた教育環境は、幼稚園と小学校の時だけ男女共学で、それ以後、中学から大学(工学部・土木工学科)まで男子ばかりだったそうです。 まったく、「バンカラ」の青春時代だったのです。
だから今でも、はだしが好きで、下駄を上手に履きこなして、なんと、下駄で、結構早く走ってしまうのですよ。(ちょっとしたこつがあるらしいのです)
おまけに、首にはタオルをかけて・・・
ごん太君みたいな「ハイカラ犬」には、とても、似合わないご主人さまなのです。
そのご主人さまが、「金子みすず」記念館にごん太君を連れて来てくれたのです。
この「金子みすず」記念館は、ごん太君も入れたのです。おまけに、「金子みすず」さんの住居部分は、撮影できるのです。
ここでは、「金子みすず」さんの詩がたくさん聞けました、座ると詩が小さく聞こえてくる不思議な椅子や、自分の手のひらが本になる場所があるのです。
ご主人さまが詩の朗読を直接きくのは、昔(数十年前)、青森の津軽方言詩の「高木恭三」さんの詩の朗読会に行ったきりでした。
この日、「金子みすず」記念館に来ていた人たちは、若い女性たちと、恋人同士と、子供連れの家族ばかりでした。
ごん太君は、もっと、もっといろんな人に、とくに、今、社会の第一線で一生懸命に働いている人に、そして、いままで、働き詰だった人に聞いてもらいたいと感じました。
本当は、ここに「金子みすず」さんの詩を書きたいのですが、ご迷惑をかけるといけないので、やめます。どうか、図書館に行って、「金子みすず」さんの詩を、こころに響かせてください。
でも、どうしても皆さんに読んでもらいたいので、
「星とたんぽぽ」より、その一部を紹介させてください。
・・・・・・・
昼のお星は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ、
・・・・・・・
つよいその根は眼にみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ、
「金子みすず」記念館