ごん太の旅日記

「十二山神社」夏の祭礼にて

平成17年8月16日(火)

 至る所の道路が崩れている栃尾市を地震の威力を感じつつ走っていると、ご主人さまは、復旧工事に使われているダンプのほとんどが、新潟県外の車だということに気がつきました。特に東北地方の車が目立ちました。
 さて、地震の傷跡を数多く見て、気が重くなってきたご主人さまです。そのとき、窓の外を見ていたシロが突然ほえたのです。
 いつも、シロは車外に犬族を発見すると、尻尾を振って吼えるのです。
 また犬がいたのだろうと脇の道路を見ると、祭礼の行列が静かに進んでいるのです。(写真上)
 早々、ご主人さまは車を止めて、カメラとごん太君を小脇に抱えて、小走りに、祭礼の行列に追いつき、その後について歩きました。
 ついていくと、小高い山を登って、鳥居をくぐって広場の先の神社に入っていきました。
 すぐに、宮司さんに小さな声で写真を撮ってもいいですかと了解をもらって、入り口の脇から一枚(写真下)、そして、手前の広場からごん太君を入れて一枚(写真下)・・・
 そして、祭礼が終わって、地震のときの様子を聞きました。この栗山沢でも地震は激しくて、壊れた家もあり、この神社の建物の一部と鳥居が崩壊したそうです。
 村の方々は自分の家の復旧よりも、この神社と鳥居を真っ先に復旧したそうです。
 この村の、村民の心意気を感じさせてもらい、暗い気持ちで居たご主人さまは、暖かい気持ちになったそうです。ワン



祭礼の行列


神事

村で最初に復旧された社務所

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