ごん太の旅日記

榛名湖にて

平成17年8月18日(木)

 今朝の榛名湖はむらさきの濃い朝霧に覆われていました。(写真上・下)
 ご主人さまとごん太君たち8頭とで、朝のお散歩です。
 霧の中、朝露にぬれた湖畔道路を歩いていたら、霧の合間の湖面に人影が浮かんでいました。
 ごん太君たちは、静かに目を凝らして、見てみると、釣りをしている人が、竿を沖に向けて、その先を見つめていました。
 ごん太君たちも、しばらく、何が釣れるのか気になって、横一列になって、見ていました。
 じっと、じっと、なぜか、見ているだけなのに、息をつめて見つめてしまいます。
 じっと、じっと、見つめます、ただ、霧だけが、湖面の奥に向かって、引いて行きます。
 釣り人の竿の先まで、見えてきました。
 そのとき、漁業組合の人が、軽トラックでやってきて、無造作に釣り人に向かって、料金徴収を始めました。(写真下)
 そのあと、ごん太君たちにも、拝観料を集めだしかねなかったので、見ないふりをして、その場を離れました。
 おかげで、ごん太君たちは、釣れる魚を見ることが出来ませんでした。
 まるで、シャボン玉が辺りの景色を虹色に輝かせる大きな玉に育ったとき、壊れてしまったような、気分でした。



榛名湖にて


霧の湖畔道路

湖面の釣り人

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