ごん太の旅日記

大分県 上津江村

平成17年 4月 2日(土)

 むかし、ご主人さまが子どもだった頃、家の近くの里山に、小さな公園があって、土管が三つあったそうです。
 そう、ご主人さまが小学生だった頃、三つの土管はその公園にやって来ました。ほかに、滑り台、ブランコ、ポプラの木、桜の木がありました。みんなは毎日、毎日それらで遊んでいたので、飽きていました。
それらは、「鬼ごっこ」では、安全地帯で、 「馬乗り」では、背もたれであり
「コマ鬼」では(コマを手のひらの上に回し、廻っている間だけ動けます)、基地になり、 「Sケン」では、上着掛けになっていました。
そこに、土管が三つやってきたのです。(ごん太君が登っているような)
もちろん、遊びは「お山の大将」です、先に登って、あとから登ってくる子を、突き落とすのです。(危ないようですが、ちゃんと力加減をしていて、時には、わざと落ちるのです)
大きい子も小さい子も一緒に遊びました。小さい子は何をやっても、「ごまめ」といって、決して鬼にはなりません。(ただ参加しているだけです)
ご主人さまは、勝手にこんな事を懐かしんでいて、「金ちゃん」「幸ちゃん」「憲ちゃん」「ゆきちゃん」「みっちゃん」なんて、思い出しています。
そんな、ご主人さまは、ごん太君に昔のご主人さまを、重ねて思い出し、「お山の大将は、もっとカッコ良く」なんて、注文をつけます・・・



「お山の大将、僕一人!」


「ご主人さまの昔話を思い浮かべる」

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